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刑事物語3 潮騒の詩のmasudasantaroのレビュー・感想・評価

刑事物語3 潮騒の詩(1984年製作の映画)
3.5
84年公開のシリーズ3作目。
今や科捜研で大活躍の沢口靖子の俳優デビュー作。整った顔立ちに溌剌とした可憐な姿が初々しい。

舞台は長崎県福江市。
このシリーズの良いところは当時の美しい風景や人々の暮らしが記録されているところ。デジタルが行き届いていない不便さの中にある豊かさが心地良い。

昭和美人なヒロインがいるのもシリーズの見所。
今作はヒロインに沢口靖子、その母親に星由里子。ふ、ふつくしい・・・。

コメディシーンが多くなっていて、片山刑事が海で溺れている子供(実際にはエビ獲ってるだけ)を救うために、海に飛び込むシーンめちゃ笑った。

今ではいろんな団体に批判されるだろう演出も多いが、3作目にして女性の露出は封印。
ジェイソン仮面をつけた殺し屋が不審すぎる 笑 北斗の拳みたいな格好してる。しかも持ち武器はアーチェリー🏹
だが強い、強すぎる。

毎回ラストシーンは美しいのだが、今作は秀逸。堤防で「お父さん」と叫ぶ娘に手を振る2人のお父さん。これはなかなかの名シーンだと思う。

片山刑事、決して細工は良くないが、けれどそれがカッコイイ。
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