にこ

KOTOKOのにこのレビュー・感想・評価

KOTOKO(2011年製作の映画)
3.0
coccoの演技に空いた口が塞がらない。
coccoのドキュメンタリーなんじゃないかってくらい不自然さが自然すぎて呆気にとられる。
実際coccoはセフルハーム(自傷行為)を行っていると明かしているし、拒食症で痩せ細った身体も琴子の役にハマりすぎて怖い。
作中でのリストカットシーン、実際本当に切っているのか血糊着けてるだけなのか絶妙すぎて鳥肌がすごかった…
全体的にcoccoオンリー(中盤塚本晋也出演)なので、もう病んでる。病みすぎてキツかった。
現実と妄想とが混ざりすぎてなにが本当のことなのか琴子が作り出したものなのかわからずです。
もしかしたら子供も妄想??田中も妄想??なんてもう混乱。

万人には勧められない映画ですが、好きな人は本当に刺さるような感覚に陥るのでしょうね。
私は、もし二度目を鑑賞するタイミングを作るなら、どういう精神状態の時にみたらいいのかわからないのでその時がくるのかわかりません。
にこ

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