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はだしのゲン PART3 ヒロシマのたたかいのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

3.0
昭和21年。
林家に身を寄せていたゲン(原田潤)達一家に復員してきた長男と疎開していた次男が戻ってきた。
ゲンと隆太(林泰文)は食糧を手に入れる為に奔走していた時、復員兵の大場にアメリカの基地に忍び込み食糧を盗み出す計画を手伝う事にした。
成功し分け前をもらうつもりだったゲン達だが大場はそれを闇市で売り捌いていた。
それを知った隆太は偶然手に入れていた拳銃で大場を殺してしまう・・・。

三部作の最終作。
オープニングから謎のダンス。
監督の意図はよく分からない(^_^;)

被爆者に対する扱いは相変わらず目を背けたくなるものです。
それでも生きていく為に止むを得ず、盗みに手を染めたり、女性は米兵相手にカラダを売ったり。
戦後の混乱期が描かれてます。

極めつけはゲンの弟分の隆太がピストルでヤクザまがいの復員兵を殺害してしまうシーンですねぇ。
コレはキツイものがありました。
さらに隆太は警察から逃れる為にゲン達から離れヤクザを身を寄せなければならないという苛酷な運命も。
結構シリアスなのですが、ラストにあっさりゲン達と合流するのはビックリでしたけど(^_^;)

ちなみにゲストで赤塚不二夫とタモリの師弟コンビが出演してたのはレアです( ̄▽ ̄)