ミシンそば

ヤコブへの手紙のミシンそばのレビュー・感想・評価

ヤコブへの手紙(2009年製作の映画)
3.7
75分という映画としてはかなり短い尺の中で、伝えるべきことはすべて伝えている非常にシンプルだが力を感じる映画。
北欧映画はどことなく、観る者に信仰心を要求するイメージが強いんだが、この映画もズバリそうではある。
恩赦を受けた受刑者レイラの序盤の、ヤコブ牧師を軽んじる言動には少しイラっと来る。
結末も予想できる範疇ではあるんだが、やはりシンプルであるが故という部分も大きい。
明確に衰え、弱っていく中盤から終盤にかけてのヤコブ牧師の姿はやっぱり哀しかったな。