幕のリア

地球に落ちて来た男の幕のリアのレビュー・感想・評価

地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)
3.2
ボウイは素材ではない。
存在そのものが完璧だから余計な装飾は邪魔でならない。

ニコラス・ローグのクドさにはウンザリ。
それでも、薄汚れたブルー杢のロンTですら絵になるボウイの七変化は、ただ一箇所凡庸だったTINマシーン含め眼福が過ぎる。

ボウイが出ないシークエンス、過剰な美術、アート精神溢れる演出は蛇足にしか映らず、苦しみながら、ところどころ失神しながらの139分。
「TOMMY」のケン・ラッセルで見たかったプロット。

ボウイの名曲に乗せて出演シーンだけをまとめたMVが見たい。

2019スクリーン鑑賞7本目
幕のリア

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