塔の上のカバンツェル

ジョニーは戦場へ行ったの塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
3.9
原作は1939年にドルトン・トランボの小説。
本人が監督、脚本も手掛けた。

本作のタイトルは第一次世界大戦の志願兵募集キャッチフレーズ「ジョニーよ銃を取れ」に対する皮肉と思われる。

ジョニーの回想シーンはカラー、身体をもがれた病室のシーンは白黒などコントラストが印象的。

見ること、聞くこと、話すこと、自らの手脚で動くことを奪われた人間の生きようとする力、そして尊厳死について強烈なまでに訴えかける。