とか26

運動靴と赤い金魚のとか26のネタバレレビュー・内容・結末

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

40年以上前の映画だと思ってたら
1997年制作の26年前映画だった。
そこまで古くないんかい…。

妹はお兄ちゃんに怒られるのが怖くて、
お兄ちゃんは
校長に怒られるのが怖いっていう配置が
子どもが路地裏を全力疾走するっていう面白みと
後半で長距離を走りきる体力の下地になってて
うまい作りだなーと思った。
ただ校長、クラスに3人しかいない
100点取れるような秀才を目の敵にしてたのは、
派手にバカやってて信じられなかった。

妹の学校の全校集会で
「わたしの足元恥ずかしいなー…」からの
「あの子の靴、わたしのやつじゃん!」って流れ、
映像だけで物語ってて面白かった。
でもその相手の女の子が、
貧しい家庭かと思いきや
新品の靴買って貰ってたっていう
逆の構図になるのはなんだったんだろうか…。?

怖くて嫌なお父さんだから
靴を買ってもらえないってんじゃなく、
しっかり庭師のピンポンのくだりで
お父さんに愛嬌与えててよかった。
そこで予想外に稼いだあと、
靴をすぐ買えないようにするために
強制的に事故らされるの、もっと面白かった。

運動靴を三等の景品にしてたのは
心底すごいなぁと感心した。
順位を調整しないといけないっていう
ゴールする以外の目的と、
優勝したのに失敗して悔しいみたいな
皮肉な面白さが同時に追加されてるので、
お見事としか言えない〜〜。

ラストは、金魚からのねぎらいよりも
お父さんが靴を買ってきてくれた時の
二人の顔の方が見たかったなー…。
もうあとひとつ描いて終わってれば
かなり良かったのに。。
妹のラストカット、悲しいて…。

邦題なのか、
【運動靴と赤い金魚】っていう
要素くっつけただけのタイトル、
観終わってからだとめっちゃ微妙だった。

ありがとうございました。
とか26

とか26