古典の名作と番組解説にあったので、頑張って観ました。
が、ストーリーに関してわたくしの知能ではなんとも難解な作品です。
名作と言われる所以はどこなのか、教えていただきたい。
わかったのは天井桟敷の場所が何処なのかくらい。
あとは、シェイクスピア以前はセリフがなかったということ。
1945年作とありますが、戦中かあるいは戦後すぐということで、オープニングのお祭り騒ぎや劇場での大観衆は、時代の違いはありますが、暗く苦しい戦争がようやく終わって明るく派手にやろう、という意味合いもあるのでしょうか。
人間にとっての娯楽の必要性を、この作品が公開された戦後のあの時代と、作中のフュナンビュール劇場のあの活気に重ね合わせて観てしまいます。
が、ウィキペディアを見たらなんと戦中に作られたと書いてありました。
ナチス占領下においても、これだけの作品を作ることができたことに、驚きを禁じえません。
が、しかしそういう時代だからこそなのかもしれません。作り手側の、映画を作れる喜びや気概のようなものが画面からほとばしっている気がします。
人間にとって、娯楽がいかに大切かを気づかせてくれた作品でした。