アイアン・ジャイアントで評価は高かったものの、商業的には失敗してしまい。ワーナーからピクサーに移籍した際に手掛けた、本作｢Mr.インクレディブル｣が世界的ヒットを記録し、アカデミー賞まで取っちゃった！多彩な才能を持つブラッド・バード監督作品。明日から公開の｢インクレディブルファミリー｣の為に予習＆復習鑑賞！
ストーリーは夫婦揃って昔はヒーローとして活躍していたが、ヒーロー制度廃止を機に、一般市民として暮らすことを余儀なくされた、インクレディブルことボブ・パーが過去の栄光を捨てきれずに苦悩するも、再びヒーローとして立ち上がっていくといったお話。
スーパーパワーを封じて一般人として暮らし、家庭を養うも日々のストレスに爆発しそうになる姿は、うんうんっと頷いてしまうほどに世のお父さん達の共感の声が聞こえて来るほど(笑)そして、妻のヘレンは家事や育児に大忙しの子供や家庭環境の描き方も妙にリアルで、これまた世間のお母さんのうんうんっと頷く声が聞こえるほど(笑)
この、リアリティある世界観と後半怒涛のアクションシーンは見事に化学反応を起こし飽きることなく最後まで楽しく見ることが出来る！あと、家族それぞれの能力・個性の違いがバラバラで良く、主にタイトルがMr.インクレディブルなのでインクレディブルことボブ・パーがメインなのかと思いきや、家族全員が力を合わせて行くという流れは素晴らしくまさしく、これぞエンターテインメントと呼ぶに相応しく子供も大人もどちらも両方楽しめる仕上がりとなっている。鑑賞後、気になったので原題を調べたら、"The Incredibles"インクレディブル一家"という意味であったのに納得した。そして、邦題のテキトーさにまたﾑﾑﾑｯ( ´灬` ก:)っと思ってしまった(笑)
余談ではあるがアニメ｢タイガー＆バーニー｣や｢僕のヒーローアカデミア｣にも本作はかなり影響を与えていたんじゃないだろうかと思った。特に主役のMr.インクレディブルはどちらも主人公と能力が似ており、他のヒーローや能力を持ったキャラクター達が登場してたのは興味深かったな！
