ねぎおSTOPWAR

戦火の中へのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

戦火の中へ(2010年製作の映画)
3.8
朝鮮戦争初期の学徒兵のエピソードを映画化しました。もう胸が痛いどころじゃない。人類への憤りに心が耐えられないです。

映画は韓国側が絶体絶命の状況で、もはや学生に頼るしかないという・・そんな中一つの防衛ライン浦項(ポハン)を学生たちだけに任せ、軍人は大きな局面である洛東江(ナクトンガン)に向かうことになります。戦地経験のあるオ・ジャンボム(元BIGBANのT.O.P)を中隊長に据えたものの、収監直前に兵士として送り込まれたチンピラまがいのガプチョ(クォン・サンウ)もいて大混乱。そして北朝鮮の隊長(チャ・スンウォン)率いる766突撃隊が襲い掛かるわけで・・


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この戦争は米ソ対立が戦後処理を巡って表面化したもの。客観的に歴史を見れば、北の人民軍は韓半島のかなりな部分を掌握しつつも、かたや南側は米軍の加担によってこの映画の後に押し返す。その結果38度線が国境としていまだ統一はなしえていない。

しかしね、イデオロギーの対立はあるにせよ、同じ言葉を話す人間を《殺す》とは・・。
人間とはなんと間抜けで残忍でどうしようもない生物。言語が違ったってダメですけど。
朝鮮戦争に限らず、かつてはイランイラク戦争もしかり、イングランドとスコットランドもしかり。一見味方と思えても殺し合う。



朝鮮戦争の学徒兵と言えば「長沙里」もそうでした。
あっ・・「上官一緒じゃなかった?」って見たらこっちがキム・スンウであっちがキム・ミョンミンww
そっくり!って思っているのはわたしだけ?w


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チャ・スンウォン차승원出演映画completed 2023.9現在
filmarks未掲載:「ラブリーライバル」「同窓生」
*日本未公開+ソフト未発売は除く