角砂糖子

キッチンの角砂糖子のレビュー・感想・評価

キッチン(1989年製作の映画)
3.7
宇多丸さんと森田監督の奥様でもありプロデューサーの三沢和子さんの上映後のトークもありとても面白かったです。
吉本ばななの小説を映画化。原作を読んだことがありましたがかなり脚色してあり89年の映画なのに現在の男女の関係性やマイノリティーだったりかなり今現在に通じる作品だと思いました。
登場人物みんなどこか不安定でぽっかりしている姿はなんだか観ていて寄り添ってくれる優しい作品でした。みかげの家が個人的に理想的な家でした。雄一の家の調理器具の豊富さは凄かった。また夏なのにあまり暑さを感じさせなかったりライトのシーンも幻想てきで素敵でした。料理のシーンはやっぱり観ていて楽しい。そして特にカツ丼は美味しそうと思ったらプロデューサーでもある奥様がロケ先の北海道の料理屋の人に弟子入りさせられカツ丼を作ったそうです。
後助監督に好きな映画作品「月とキャベツ」の篠原監督でビックリしました。
角砂糖子

角砂糖子