ピロシキ

巨人と玩具のピロシキのレビュー・感想・評価

巨人と玩具(1958年製作の映画)
3.7
オシャレというより、ハイカラというほうがこの時代には即しているのかもしれぬ。アンディー・ウォーホル印の激烈なオープニングから何やら只ならぬエネルギーを放ち、最後までそれが途切れることはない。巨大な製菓会社のプロモーション合戦と、その広告塔として玩具にされる、虫歯だらけのハツラツなオナゴ。東幹久が生まれる前から「芸能人は、歯が命!」だったわけである。「フン、小娘には興味ないね」と軽くあしらってキャリアウーマンの彼女とキスばっかりしてたくせに、実生活ではその小娘役の女優と結婚しちゃった川口浩。皮肉なラストシーンまで、見事な社畜っぷりであった。
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