りょーこ

華氏451のりょーこのレビュー・感想・評価

華氏451(1966年製作の映画)
2.9
フランソワ・トリュフォーに挑戦、第4弾!

有名なレイ・ブラッドベリ原作ながら、やっとこさ鑑賞しました~

どうも似た感じならば『リベリオン』がいいなと毎回そっちばかり選んでしまって(笑)

こちらはトリュフォーのクセが出ているのか、英語撮影で気が回らなかったのか、いまいちノリが好きになれず。

SF嫌いだからこういう演出になったのかなぁ?
それとも60年代という時代のテンポ??

もっと面白くなる題材だろうに、なんかいちいちモヤモヤする演出が鼻につきましたw



本は危険だ、反社会分子を作り出す。

そうして片っ端から焼いて回る"消防隊"がいる世界。

寡黙で優秀な消防士モンターグもそれを疑わず、日々黙々と仕事に打ち込んでいた。

が、自由奔放な教師見習いクラリスに出会ったり、本を読んでみたりして、何かが変わり始める……



頭にしまえば誰にも見つからない

本は虚構で不幸せになるモノとし、危険分子を生むと言って焼く。
本を持つ者を密告するシステムもあり、まさにナチスですね。

OPはタイトルもクレジットも読み上げるのみで文字はなく、世界観にグッと引き込まれます!

TVが国民を"いとこたち"と呼ぶのとか、リアリティ番組みたいなのとか、説明もなしに挿入されるのが惜しかったなぁ~

あとヤク中のぼんやりアホ妻とか。
TVばかり見てバカになったってこと?

まあ原作にはあるのだろうけど、面白設定だから簡単に説明が欲しかったです。

そんな世界でも本を愛する人々は、森の奥で1人1冊暗記して"本の人々"となるのが素敵☆

「高慢と偏見」兄弟好きだっ( ´∀`)

華氏451とは摂氏233度、本が燃え始める温度のことだそう。

自由に読書出来る幸せを改めて感じた作品でした♪
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