ぜにげば

ウルヴァリン:X-MEN ZEROのぜにげばのネタバレレビュー・内容・結末

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

いや…うーん…

毎回序盤は面白そう!ってなるのに、中盤以降の展開で萎える。

明確にダメな部分が2つある。
1つは、トランプ操ってた奴がウルヴァリンに倒された後、急に屋上に移動してて上から攻撃してくること。
こっちとしては地面に倒れてると思ってるから一瞬わけわかんなくなる。
もう1つも同じようなもので、イレブンと兄弟の対決の時に、対岸でイレブンはビーム出してて、お兄ちゃんが縁に沿って移動して攻撃したのに、ウルヴァリンは移動することも無く場面切り替えで突然イレブンに飛び掛るところ。

なんなの?2つとも。
飛んでるよ。

で、作品全体としては展開が“辻褄合わせの為にこうしました感”が強くて、大雑把な所がダメ。
殺す殺さないもよくわからんしな。
殺さない事に最後拘りを見せてたけど、ストライカーをさっさと殺せばいいじゃんと思っちゃったわ。
オートエイムの人は殺してたし、よく分からん。
復讐にかられないっていう気づきを覚えるのはいいとして、“殺さなくてもいい”展開にして欲しかった。
ずっと“殺した方がいい”状況だったから、メッセージを伝えるならそこちゃんとして欲しい。

スコットが出てきたり、恋人が忘れられて死んだり、面白くなりそうな素材はめちゃくちゃ揃ってるから、その期待も込めて序盤は面白いけど、なんか一つ一つの行動が馬鹿だったり、まあ一言で言うと作り手の実力不足感が否めない。

結局嘘でしたってわけではあるけど、彼女殺されるの馬鹿すぎだろウルヴァリン。

ストライカーもストライカーで、目的の為とは言えウルヴァリンを強くするの馬鹿すぎるし、「記憶を消せ」を聞かれるのやばすぎでしょ。

銃弾で記憶だけ消える謎システムも笑っちゃう。
最後銃持ってんのに接触で操る能力者に近づくのも馬鹿らしい。

別角度の文句を言わせてもらうと、Xmen2のストライカーと顔違うから訳分からん。

ややこしいなぁ。
原作は昔からのものだろうから、そこにあるアメリカの大雑把な部分をそのまま実写化しちゃったんだなぁ。

もしXmenがMCU同様に2010年代から実写化されてればもっといいシリーズになった気はする。

もう一度シリーズをやり直すには時間がかかりそうだな。


2021/10/30追記
ウルヴァリンに元々爪があったって設定が好きじゃないんよな。
てっきりアダマンチウムの爪は後付けだと思ってたから…。
再生能力と爪ってヒロアカで言う複数個性持ち感があるし、親和性を感じない。
実際元々爪を出すと痛いんでしょ?
穴空いてないし。

てっきりアダマンチウムであとからつけられたと思ってたから、それは皮肉が効いてて好きだったんだけど、ただ強化しただけってのは萎えたなぁ。
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