佐藤でした

ウルヴァリン:X-MEN ZEROの佐藤でしたのレビュー・感想・評価

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)
3.5
冒頭シークエンスから、次作のメインキャラ “凄腕二刀流のおしゃべりクソ野郎” ことデッドプールが初登場!
わーい、待ってましたライアン・レイノルズの常にうっすらニヤけ顔♡

とまあ、はしゃいでしまいましたが、もちろん今回セルフタイトルのウルヴァリンがメインの物語です。

ウルヴァリンの幼少期から兵士時代のこと、兄ビクターとの複雑な関係、そして幸せな結婚生活が語られる序盤は、ポップな色使いのアメコミらしからぬまともな人間生活のドラマ、という印象。

そこから勃発する兄弟喧嘩。これはヤバイ。最初から勢いがよく、負けた時は死んだ時、と言わんばかりの入り出し。さらに、とある事件によってウルヴァリンは兄への憎悪を募らせます。

そして、アダマンチウムという合金を全身の骨と結合(!)する手術を受け、格段にパワーアップします。これでウルヴァリンの完成。敵対する兄貴が血も涙もないイカレた奴なんでね、これくらいしないと勝てまへん。

そしてちょいちょい姿を現してウルヴァリンの生活をぐちゃぐちゃにしてはまた消える、ストライカー大佐によって導かれた研究施設でウルヴァリンは決戦の時を迎えます。

凄腕の二刀流ソルジャーから、改造手術を受けウェポンXIとして生まれ変わり、自然治癒・瞬間移動・目からビームも出るようになったデッドプールも、決戦に加わりますよ!

まあ今回は家族水入らずということで、兄弟喧嘩に尺を譲ってあっさりと退場しますが、6/1に日本でもやっと公開となる「デッドプール」での大活躍が楽しみだ!

今作のオマケシーンで、縫合されていたお口が見事パッカーンしたことですし、デッドプール最大の特徴「第4の壁の破壊」と言われるメタ能力に注目したい。
これのお陰で読者(観客)に話しかけたり、コマを無視したり、作者に殺されても復活したり出来るんですよね。その感じが実写映画ではどうなるのか、楽しみだ♡
佐藤でした

佐藤でした