8Niagara8

おかあさんの8Niagara8のレビュー・感想・評価

おかあさん(1952年製作の映画)
3.7
尺の割には、省略を重ね、かなりスピーディーに進んでいく。
田中絹代がメインかと思いきや、香川京子にスポットが当たる。
溌剌とした娘と文字通りの母性を見せる母の関係性は普遍的な母の偉大さを可視化する。
ただし、その等身大の姿が、痛みの伴う成瀬のリアリズムを強調する。
そのやるせなさ、唐突な不幸もまた人生であるのかもしれない。
8Niagara8

8Niagara8