四谷怪談・皿屋敷と並んで日本三大怪談と呼ばれるこの話を初体験。そこかしこでピアノ線が丸見えだったり手作り感満点の骸骨だったりといくら時代を考慮してもだいぶアレなつくりなのだがまあ観るべきところはそこではなくw、新三郎(特捜最前線の橘警部!)とお露の置かれた境遇そして惹かれあう他ないという出会い方、そして目先の事に目がくらんで犯してしまう失敗など、残酷なまでにダイレクトに描かれる思惑とそれがもたらす結果の残酷さの部分だろう。そういう意味では途中から出てきて物語を思いっきりかき回す小川真由美の存在が非常に印象的だった。