このレビューはネタバレを含みます
・なかなかの怪作。時代劇から通じている撮り方と構図は現代の時代劇とも異なりかなり目新しく感じる。
・落語由来のお話も忠実に再現されている。半蔵のお話も完結するようにうまくオチがついている。
・ベスト…
日本三大怪談のうちのひとつである牡丹燈籠。多少の改変はあったが、登場人物の解像度は凄く高かった。浮世とあの世の住人の逢瀬、雨月物語を思い起こさせる。あるお盆のこと。初めは謙虚なお霧も 愛するひととの…
>>続きを読む池野成の音楽うるさくて最高。家を飛び出した反骨魂を持つ本郷さんだったし薩夫監督ぽいな〜なんて思ってたらあっという間に幽霊の色気に陥落する本郷さん。控えめそうだけど案外図々しい赤座美代子とリーダーシッ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
最近のコンテンツに慣れているとストーリーはそこまで怖くないが、カットや幽霊たちの体遣いは怖いね。上下に、ごくゆっくりと浮き沈みしながら近づいてくるのも、異様にブレがない彷徨い方も。突然BGMが消える…
>>続きを読む1968年、世界中で学生運動が頂点を迎えた年の公開。封建制の悲劇に力点をおいた依田義賢の脚本に、階級闘争を重ねて解釈した山本薩夫。
新三郎は武士でありながら、貧しい百姓達を救おうとしたために家を追…
夏はやっぱり怪談三昧!😆
名作の誉高い大映山本薩夫監督による本作。しっかりとした脚本、見事なセット、芸達者な役者達のお陰で怖かった😨。冒頭の武家社会の中での個人の権利など関係ない社会制度の矛盾、そし…