中国の古典文学「剪灯新話(せんとうしんわ)」の中の一遍「牡丹灯記」を三遊亭圓朝が25歳の時に翻案した哀しくも恐ろしい、恐ろしくも美しい怪談噺を"赤いセシル•B•デミル"の異名を取る社会派山本薩夫が監…
>>続きを読む陽気な左翼山本薩夫監督の卒のない怪談映画の秀作で、吉原遊郭の遊女お露赤座美代子と下女お米大塚道子が、深夜、燈籠を持ってカランコロンと街中に響かせ、灯籠流しで見初めた萩原新三郎本郷功次郎の長屋住まいに…
>>続きを読む気の向くままにJホラー作品を観ていく。
今回は1968年公開の『牡丹燈籠』。
中国の怪奇小説をもとに、1860年代に三遊亭圓朝が作った落語の怪談噺が原作。
脚本は依田義賢で、監督は山本薩夫。
シ…
明治時代に一世を風靡したという怪談物語😨日本のホラーの原点とも言うべき「恨めしや~」という人の呪いとか怨みとかおどろおどろしい部分が結構怖い。夜、人が寝静まった丑三つ時?に「カランコロン」という足…
>>続きを読む【寸評】
日本三大怪談と呼ばれる『怪談牡丹燈籠』の映画化した作品。
全体的にレベルが高く、数ある映像化されている作品の中でも比較的にレベルの高い部類に入ると思う。
前半と後半でいっきり作品のテイスト…
灯籠流しのシーンがとくに良かった。
新三郎は何も罰当たりなことをしていないし、善人だからこそ幽霊に見つかったというのが美しくて悲しい。
幽霊の浮遊の表現がすごいということで観たけど、確かに凄かった…
本来の牡丹燈籠は長編で、これはいわゆる短編怪談版のアレンジ。
伴蔵とお峰が出てくるが、続きはないのでラストあっさり…。
足がなくて浮遊しながら移動する特撮はスムーズでよくできている。
60年代にここ…