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いつかギラギラする日のtsuyocinemaのレビュー・感想・評価

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)
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【いつかギラギラする日】
連続して銀号強盗を成功させてきた神崎(ショーケン)、芝(千葉真一)、井村(石橋蓮司)。しばらく仕事から遠ざかっていた神崎は札幌に身と置いている芝から現金強奪ネタを入手。
神崎、芝は井村を呼び寄せ、ネタ元の角町(木村一八)と4人で現金強奪を行い見事成功するが、元々想定していた強奪金額よりも少ないことから角町は奪った金を独り占めするために神崎、芝と対立。井村を射殺して2人から逃亡した角町は何故か芝のオンナ麻衣(荻野目慶子)と合流…
強奪した金を巡る神崎、角町、麻衣の攻防はヤクザ、警察を巻き込む大騒動となる…

昭和の大スターたちが結集し、深作欣二監督にバブルの金を集めることで日本最大級のガン/カーアクションが実現された超高カロリーなパワー系映画!!
筋がどうとか、ご都合主義的だとか、不自然なセリフまわしだとか言うのは野暮なただただカッコいいショーケンを狂言回しに北海道の街を舞台としたドンパチのバイオレンスと多分今では実車では出来なそうな結構な数の車を使ったカーアクションを堪能して狂喜するやつです。
(本当は千葉ちゃんにもっと暴れて欲しかった…) ベテランの好演は当然良いのだが『俺たちに明日はない』のボニー&クライドみたいな角町(木村一八)と麻衣(荻野目慶子)の演技は凄まじかった!!特に麻衣のダークナイトのジョーカーのような前半の動機のない狂気を匂わす怪演は瞠目すべき!! 今になって観るとバブルの残滓によりいい感じに日本全体が浮かれてるテンションが滲み出てるのも良いし、ショーケンが銀行にムラムラしたり、ライブハウスの話が刹那だったりと小ネタも合わせて大勢で笑いながらワーキャー言いながらまた観たいっす!!
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