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ポケット一杯の幸福の一人旅のレビュー・感想・評価

ポケット一杯の幸福(1961年製作の映画)
5.0
フランク・キャプラ監督作。

娘を失望させないために、淑女に生まれ変わっていくリンゴ売りの貧しい老婆アニーの姿を描いたドラマ。
1933年『一日だけの淑女』をキャプラ監督がセルフリメイクした作品で、老婆版シンデレラのような物語が深い感動を生んでくれる。
キャプラらしいハートフルなストーリーが魅力的で、無意味にひねくれることなく、人間の善意を最後まで信じ抜く監督のスタイルがやっぱり好き。
アニーに扮したベティ・デイヴィスがハマり役。汚らしい老婆と気品溢れる淑女で、受ける印象がまるで違う。
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