HidekiIshimoto

レッド・オクトーバーを追え!のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

4.0
ダイハードの監督がダイハードの次に撮った定番潜水艦映画。海中バトルシーンより米ソ賢い人間どうしの意図の読み合い、駆け引きシーンの面白さでこそ定番になってたんだなと思った。米の賢い人代表がアレック・ボールドウィンで、ソの賢い人代表はショーン・コネリー。米の馬鹿代表は威張るしか脳のない将軍で、ソの馬鹿代表の偉そうにするしか脳のない政務官はなんとプーチンという名前だった。他にも賢い人、馬鹿な人が色々登場。賢い人はとにかくかっこよく、馬鹿な人はちゃんと馬鹿の顔でわかりやすいのが映画の世界。現実世界は残念ながら顔もわかりやすくないし、偉いらしい立場にいくほど誠に遺憾ながら馬鹿が多めな気がする。どっちが多かろうが少なかろうが、たまたま賢い人が有事に対処すれば大事に至らず、たまたま馬鹿が対処すればこの世界は終わるんだなとしみじみ思った。いずれにしろこの世界はたまたまで今まで続いてきて、この先もたまたまで続くか終わるかなんだなとつくづく思った。