HidekiIshimoto

隣の女のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

隣の女(1981年製作の映画)
4.5
U-NEXTトリュフォー祭りも終盤。実はこの作品目指してきた気分の祭りだった。近付くにつれドキドキした。これも前に観たの20代だったから解るわけない。わけないけどこれはほぼ覚えていて焼き付いていた。こんな大人の極限愛欲映画けど今観て解るかというと今の方が解らない。ますます解らない。こんな極限に近寄らないよう解らないフリしてるだけかもだけどそれでもいい。それでいいと言い聞かせてるだけなのかもだけどまあいい。そんなことじゃ愛の何たるかも解らずじまいの人生だろうけどこの映画があるからいいよと思う。『突然炎のごとく』がベストファムファタール映画だと思っていたけどこっちがぜんぜん上。炎の温度が一万度くらい上。レオなんかがヘラヘラ入り込んだら一瞬で黒焦げの大人版トリュフォー。ファニー・アルダンの笑顔が怖い。語り口が抜群にうまい。U2のWith or Without You聴く度思い出してた衝撃作。