umihayato

ドゥームズデイのumihayatoのレビュー・感想・評価

ドゥームズデイ(2008年製作の映画)
5.0
最っ高!!!!!
頭からケツまでノンストップハイテンション!!!
なんでこんなに評価が低いのか謎過ぎる。

疫病によって壁で封鎖された地域に任務で行ってみたら、北斗の拳&マッドマックスなヒャッハーな世界になっていた!
って事でどんなB級感で来るかと思いきや
撮影も大規模なセットも美術も、アクションもギャグも風刺も気が利いてるし、ゴアも申し分なし!!
かっけぇ。かっけぇよこの映画。。。

シチュエーションもころころ変わり、その度にアクションの種類も変わる、
近未来感、終末感、退廃感、はたまた中世まで。なんて楽しいんだ。
その度に見せられるのは、どんな世界観でも変わらない、人間のどうしようもなさ。
主人公が壁の中の中世化した住人に外の世界の様子を聞かれた時の答えが全て。
「相変わらずよ。時間が経っただけ。」
過去の人達へ未来人からの情けないゲンナリ報告。

古城が数多く残るイギリスを舞台にしたからこそ出来た中世退行ギャグも超良い感じ。
チラッと映る「emergency exit」の文字に、そうだ現代だったと笑わせるのも最高。


序盤の方はコロナ禍も落ち着いてきた今見ると、コロナが始まった時の各国の対応とその裏にあった政府筋の感情が手に取るようにわかり、あーそうだよねと点と点が繋がる感覚。
権力者が保身に保身に保身を重ね、嘘を嘘で塗り重ね、大勢の犠牲で守った"それ"は
生き残った人達の命なのか。
はたまた自分達の面子なのか。
それとも散々火事場泥棒した金なのか。

こりゃ暇な時に何度も見たいなと思える!
今年上半期トップ級!
オススメです!
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