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スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!のMOCOのレビュー・感想・評価

2.0
「よくも私の息子を殺したな。お前が殺したのは私の息子だ。
 この卑怯者が・・・」


「スポックの物真似見たい?」(私)
  「見たい!見たい!」(友人)
「じゃあ、やるよ」(右手を友人の左肩に伸ばし、オモイッキリ左肩の筋肉をつねるようにつまむ)
  「ヴォッ・・・」
気絶はしないものの、あまりの痛さに膝から崩れ落ちる友人・・・。

 あえてスポックを探しに行かなくても小学生の頃にはそんなスポックなら私の周りに幾らもいたのですが映画2作目で送葬したスポックを探すのが3作目のタイトルです。
 映画「スタートレック2」で仲間を救うために自らの命を犠牲にしたスポックは宇宙空間へ葬送されたのですが、スポックを乗せたカプセルはカークの元妻と息子が中心になって開発していたジェネシスが創り出した新しい惑星の引力に引き寄せられ着陸します(スタートレック2)。

 カーンとの戦いで大きな傷を負った宇宙船エンタープライズは帰還中その修繕を終え帰還するのですが、封鎖したスポックのブリッジで生命反応が出て、そこにまるでスポックのようなに振る舞うマッコイが発見されます。

 スポックの父親の来訪を受けたカークは「スポックは肉体が滅びただけで、死の間際全てを話し魂(カトラ)を授けたはず。なぜ肉体を置いてきた?」と言われるのですが、スポックは最後に肉体的な接触があったマッコイに魂(カトラ)を託していたことがわかります。
 カークはスポックの父親からスポックとマッコイをバルカン星のセレヤ山に連れてくるように言われます。

 カークはスポックの救出のためにジェネシス星に向かう許可を司令官に掛け合うのですが理解を得ることはできず、スポックの人格に苦しむマッコイとスポックを救うため、ウフーラの手引きでマッコイ、スコット、チェコフ、スルーと共にエンタープライズを奪い惑星ジェネシスへ向かいます。

 その頃、科学船グリソムでジェネシスの調査に向かっていたカークの息子デビッドは、ジェネシスの地表に金属の塊がありそこに生命体の反応があることを発見しバルカン人サービックとの地表での探索が許可され転送されます。
 そこに知能を持たない幼いバルカン人を発見した二人はスポックではないか?と疑問を持ちます。

 ジェネシス装置には多くの科学者が使用を行わない不安定な原始元素(プロトマター)が止む終えず使われたため惑星ジェネシスは急激な老化により終焉を迎えつつあり、そこで命を得たスポックの肉体も同調し・・・。

 ジェネシス装置のデータを手にいれたクリンゴン人のクルーグはジェネシス装置を手に入れるため極秘でジェネシスへむかい、デビッド達が乗ってきたグリソムを爆発し、ジェネシス惑星でサービックとデビッドと少年は捕獲されてしまいます。

 エンタープライズの接近を知ったクルーグは3人を惑星に残し透明シールドで身を隠した戦闘艦に戻るとエンタープライズとの距離を詰め一気に攻撃しようとするのですが、攻撃を予測したカークは先制攻撃でクルーグの戦闘艦に大打撃を与えます。しかしグリソムの攻撃でエンタープライズも総ての機能を失います。

 和平交渉を呼び掛けるカークに惑星に3人の捕虜を持つクルーグは通信中のカークに聞こえるように部下に捕虜の一人を殺すよう指示を与えデビッドが・・・。

 残りの二人の命と交換で降伏したカークはクルーグの部下達がエンタープライズに乗り込む直前に自爆装置を起動、カーク達は入れ替わるようにエンタープライズからジェネシス星へ転送で脱出します。

 崩壊するジェネシスからの脱出のためにカークは再びクルーグと交渉し、まんまと戦闘艦を奪い取るとバルカン星へ向かいます。
 
 2作目でスポックを失う衝撃的なエンディングを用意したスタートレックは レナード・ニモイ(スポック)が監督する第三話ではエンタープライズが総ての機能を失いカーク達の手により自爆する衝撃的なストーリーを用意しました。スポックがスポックとして登場してくるのは開始1時36分を過ぎた僅か9分、第二話にも増してTVドラマ感は強くなり映画としての価値観は薄れています。

 宿敵クリンゴン人のクルーグを演じるクリストファー・ロイドは翌年公開の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でドクター・エメット・ブラウンを演じ大人気俳優の仲間入りをしています。

「一人の幸せが多数の幸せより重要だった」
・・・そして冒険はなおも続くのです
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