なりかけゾンビ

ジャンヌ・ダルクのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)
3.7
神に翻弄された彼女の短い生涯を、熱狂と神への信仰心をもとに描いた作品


内容
イングランドとフランスの百年戦争。神の啓示を受けたジャンヌはフランス王シャルル7世を戴冠させるべく、オルレアンの解放やランスの奪還を決意する。


『私を愛する者たちよ、続けー‼️』


20年振りぐらいの再鑑賞
大規模なセットと細部まで作り込まれた甲冑などの小道具の数々が凄い!!


そしてジャンヌの勇敢を通り越して、狂気すら感じる突撃シーンは痺れた‼️✨️

今作終盤のテーマでもあるけども、彼女の受けた啓示は本当に『神』による啓示だったのか?
それとも自分の望む幻想を自分で作り出してしまったのか?
パラノイアや統合失調症を疑わせるシーンが劇中でも散見されるけど、、、


領土の半分を失い士気が低迷し、飢えと寒さと絶望を襲うフランスにとって、
偽りだったとしても、彼女の存在は現状を打開できる唯一の光、希望の光だったんだなぁと感じることができた


彼女が民衆を導いたのではなく、民衆が彼女を導いたようにも感じた


そして生首が吹き飛んだり、腕が切り裂かれたり、割とグロいシーンが点在するので、苦手な人はお気を付けて…
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