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蘇える金狼のぉゅのレビュー・感想・評価

蘇える金狼(1979年製作の映画)
3.8
2022年 鑑賞 22-52-04
BS12 にて
大藪春彦先生の同名ハードボイルド小説を原作に、「あぶない刑事シリーズ」等の村川透監督 × 松田優作さん主演の、「遊戯シリーズ」「野獣死すべし」のゴールデンコンビによる、真面目で実直なサラリーマンの朝倉哲也(松田優作さん)が、夜な夜なにボクシングジムに通い肉体を鍛え、ある野望を目論むハードボイルドドラマティックアクション作品。

ー 蘇えれ日本のハードボイルド作品 ー
金、音楽、バイクの音、ヌード、クラブ、ヤクザ、ヘロイン、打ちっ放しゴルフ、愛人、ベットシーン、詳しい銃の知識、銃の組み立て...

“もっと気の利いた合図にしろよ! 残念だったねぇ”
朝倉こと優作さんの肉体美もさることながら、朝倉のセ●●●の型の豊富さ、刺客を退ける発想力や手捌き、スムーズな体使い、決断力、なによりも肝の座り具合も凄過ぎる!

“これかは火遊びはほどほどにするんですな おいっ!大株主にコーヒーくらい持ってこんかい”
ドラマも、出演俳優の迫力も、アクションも、社会派も、カーアクションも、エロスも、音楽も、火薬量も... ハードボイルドだねぇ... 邦画にこんなぶっ飛んだ作品があったのかぁー!と唸る一作に入った!

“僕の友人のナポレオンが愛用してたやつ ジュピターには何時に着くの? 木星には何時に着くんだよ?”
旅券の1枚を捨てるシーンがある場面や、空港の俯瞰のシーンが好き!影ある男に惹きつけられた女性が、男に徐々に闇を植え付けられ、影ある男のことが信じられきれなくなった故の結末... あの白い朝倉の顔が忘れられない...

松田優作さんや風吹ジュンさんに加え、成田三樹夫さん、小池朝雄さん、千葉真一さんらという、私の好きな任侠の作品に出られていた俳優さんも出ている最狂作品だった!

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