一般的にはかなり評価の低い作品だが、サンドラの美しさでそれなりに楽しめた。
ストーリーは確かに昼メロ程度だし、キャラが雑というか人間味が無くてつまらないのだが、そもそもそこらへんはあまり期待していないので、こんなもんかでスルー出来る。
そうではなく大切なのは「男心をくすぐるシーンがあるか」だ。
ルコント監督はアクションからドラマ、ロマンスなど幅広く手がけていてカラーが一定しないのだが、今作の「ストーリーの中で感じさせるエロティシズム」が上手くて驚いた。
ヌードシーンなどに頼らずストーリーで盛り上げる手腕はさすがだ。
監督は「エロティシズムは視覚よりも物語の中にある」と言う事を理解しているのだろう。