このレビューはネタバレを含みます
面白かった!エイリアン映画としてすごく楽しめた。
『第9地区』というなんの捻りもない直球翻訳なタイトルが似合う。
アパルトヘイトがうんぬんかんぬん政治的に含まれているメッセージがあるのかもしれないけど、そんなこと抜きにして普通に面白い。
エビのデザインがいい。
宇宙人が去来しても20何年とか経ったらこういうふうに慣れちゃってそれが日常になるんだろうな。という圧倒的説得力。
モキュメンタリーっぽく撮られている前半パートからいつの間にか脱出してアクション映画に移り変わってるのとかとっても巧い。
やっぱりチャッピーとも通じるイズムを感じる作品だった。
南アって舞台の、ちょっとプリミティブで、生も死もすごく身近にあるヒリヒリするような雰囲気がけっこう好き。
アフリカーンス訛りの英語の響きも好き。
ラスト、完全にエイリアンになった主人公の姿になんとも言えない気持ちになった。
聡明なエビのクリストファーいいやつだ。