みむさん

青いドレスの女のみむさんのレビュー・感想・評価

青いドレスの女(1995年製作の映画)
3.5
陰謀と人種差別が絡み合う捻りきっちり手堅いサスペンスで面白かった。
デンゼル・ワシントンが演じるエゼキエル・“イージー”・ローリンズを主人公にしたシリーズ小説の一作目「ブルー・ドレスの女」の映画化とのこと。
子供の頃のジョン・デヴィッド・ワシントンが「マルコムX」に続きこの作品にも出てるみたいだがチョイ役すぎてよくわからなかった(たぶんあれだと思う…程度)

理不尽な差別で職を失ったエゼキエルの元に大金が稼げる怪しい仕事が舞い込み、住宅ローンー抱えた彼はしぶしぶ引き受けるが、事件に巻き込まれていくという話。

警察もあまりアテにならないので、友人を呼び寄せ独自に事件の真相に迫るエゼキエル。
この友人兼相棒のマウスを演じるのがドン・チードル。早撃ちが得意だけどちょっとせっかちで。
仲良しながら対照的な二人のバディムービーのようになってくる。

だいたい「青いドレスの女」ことダフネは何者なのか?なぜ彼女を複数の者が必死に探すのか。

たぶんこういう話だろうなという想像通りの展開ではありながら意外な真相が明らかになる。

派手さはないが面白い。

こういう形の差別の話、何か他の映画にも出てきた気がする。