うさどん

青いドレスの女のうさどんのレビュー・感想・評価

青いドレスの女(1995年製作の映画)
2.7
本日の巣ごもり鑑賞。
大戦後、1940年代後半のカリフォルニアを舞台のサスペンス、ハードボイルド。

大戦終了後の景気の減速、黒人蔑視、人種隔離や偏見、根強い人種差別や、小児性愛などの盛りだくさんの社会問題が背景となっていて中途半端、基本?のハードボイルドドラマとしてのキレや重みに少し欠けている印象。

事件の鍵を握る「白人女」=ジェニファー・ビールスの設定にも難がある中、デンゼル・ワシントンの故郷の相棒役 ドン・チードルの演じるキャラクターが途中登場し、繰り広げる主役をも喰った怪演が、本作のせめてもの支えになっていた感じがする。