昨年、神戸の元町映画館で「二十歳までに観とかなあかん映画祭」というのがあって、その選択が中々気が利いていました。
台風クラブ
シティオブゴッド
トゥルーロマンス
と、これ。
誰が選んだか知らないですが、おぉ、全部好きなやつ。二十歳過ぎてから観たものばかりですが^^;
この機会に全作観直すことにしました。
1作目はこの映画。とにかく夏帆の田舎の美少女っぶりがとてもいいです。美少女の賞味期限(失礼!)本当に短いですね。その最高の瞬間をギュッと画面に詰め込んだのがこの映画。最近はちょっとクセある脇役に立ち位置を見出したようで、何よりです。
舞台は、島根県。田舎の田園風景や方言が心地いいんです。
そこに、東京から岡田将生が転校してきます。ちょっと東京もんって感じで嫌な奴。でも彼もとても初々しい。岡田将生も、この映画の後、たくさん出るようになりました。二人の恋模様も可愛いですね。
東京への修学旅行のシーンも、田舎ののんびりした空気感との比較での息詰まる感が、とても実感こもってました。
可愛いだけの映画ではなくて、田舎のリアルなんかもちゃんと描いてます。重くはないですが。
特に何か大きなことが起こるわけでもなく、日常的な些細なことの積み重ねなんですが、この映画に流れる風が、とても心地よくって、いつまでも浸っていたいです。
山下敦弘監督は、初期のゆる〜いコメディも好きですが、この作品もとても好きです。