ゆみモン

令嬢ジュリーのゆみモンのレビュー・感想・評価

令嬢ジュリー(1951年製作の映画)
3.1
アウグスト・ストリンドベルイの同名の著名な一幕戯曲より、スウェーデン王室演劇場出身のアルフ・シェーベルイが脚色・監督した1951年度作品。

19世紀末、北欧の白夜の短い夜を楽しむ人々。ある者たちは踊り狂い、またある男女は片隅で肉体を絡ませ合っていた。そんな中、伯爵家の一人娘ジュリーは下男のジャンを挑発的な態度で誘い、その夜、彼女はジャンに身を任せてしまう……。
滅びようとしている貴族社会を背景に、階級の異なる男女の愛憎と軽蔑、そして悲しい恋の結末を過去と現在を交錯させながら描いている。