blacknessfall

ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇のblacknessfallのレビュー・感想・評価

3.1
シリーズ最終作。

前作、高校与太郎音頭では逮捕で不在だったヒロシが釈放される。
お迎えにきたトオルと警察署前で一服😃🚬💨するご機嫌なオープニングでスタートする。

出てきて早々にケンカするトオルとヒロシ、原因はヒロシの女いねぇ問題。
同情するトオルに中学生の翔子がいることで上から目線と感じ荒れるヒロシ。
周りの舎弟の面々も八つ当たりされピリピリしたムードに笑
舎弟のノブオに街中でのナンパを強要し、その女の子と即日ベッドインして有頂天になるヒロシ。
これで平和が訪れると思ったら自慢話が止まらないヒロシに今度はトオルの怒りと嫉妬が爆発、再びケンカに😂
有頂天のヒロシだが彼女が親に反対されたと言って僅か2日でフラれる。
落ち込むヒロシをトオルが豪快に嘲笑いさらにケンカがエスカレート😂
ちなみに2日でヒロシをフルのは網浜直子、懐かしい笑

前作がやたらとシリアスだったけど、今回は与太郎行進曲以来のラブコメ・バイオレンスで話が進む。

なんか最終作ってことでお祭りにしょうって意図を感じた。
あの後、後輩の中学生の諍いを機に菊永こと菊リン率いる立花商業と全面戦争に。
この全面戦争の過程もコメディタッチで画かれる。
前作であれだけ抗争することに迷い苦悩したトオルも後輩の後押しを翔子にねだられ、いいとこ見せようとして二つ返事で戦争に踏み切る笑
前作と同じ人間の行動とは思えないけど、この軽さといい加減さこそビーバップの魅力なんで全然OK。

この全面戦争の噂が街を駆け巡り、シリーズに登場してきたかつての敵や味方が続々と愛徳と立花の決闘場に集結してくる。
最後だから全部載せで盛り上げてやるって気概と興奮が画面にガンガン漲ってくる。

さらにそこに両校の争いに乗じてこの2校を旅の土産に潰してやろうと、修学旅行中の極東高校も乱入してくる。
そして決闘上であるスケートリンクはシリーズ主要メンバー、懐かしの敵や味方、そして初登場の不良達が激しく入り乱れる大狂騒バトルに突入する。

ハッキリ言ってシリーズ中、最も雑な展開だけど熱量とサービス精神がたっぷりなんで楽しめた。
湿っぽくではなく派手に笑って終らすことに徹底したのがよかったんだと思う。
青春の終りへの感傷や成長の予感を排除しヤンチャでノーテンキなバカなままフィニッシュした笑
素晴らしく痛快だった笑

それと極東高校の不良達が貸し切った船の上で歌う曲。

ひとつとせー!なんじゃいなー!
ひねれば ひねるほど よかチンチンー!

ああ~ よかよかよかよか よかチンチンー!

ふたつとせー!なんじゃいなー!
ふれば ふるほど よかチンチンー!

ああ~ よかよかよかよか よかチンチンー!

に衝撃を受けた👀‼️
歌詞がバカバカしいだけじゃなくて、この曲、水木しげる先生の南方熊楠の伝記マンガの中に出てくるんだよ。
マンガ読んだ時もすげぇなこれと思って殺られたんだよ。
今回、節回しがわかって感動したね😂
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