若かりし頃のキアヌ・リーブスと、今は亡きリバー・フェニックスが共演した青春ロードムービー。「トレインスポッティング」や「時計じかけのオレンジ」が好きな人ならハマる雰囲気だと思う。
ゲイではないが男相手に春をひさいで生活している若者と、そんな彼に恋心を抱く若者の2人に焦点を当て、彼らの生活と焦燥、疲労感と退屈さを描く。
この映画はよく出来たロードムービーであり、青春映画であり、BL映画である。ひとつのジャンルでは縛れず、どのような見方も許される。太っ腹な監督だと思う。
誰とでも好きな時に繋がれる便利な時代になった今で尚、生活の節々に孤独を感じてしまうのに、若さをどうやって乗り越えたらいいんだろうと悩んでしまった。
1人でいる時に感じる孤独よりも、人の中で感じる孤独の方がはるかにキツい。
ガビガビな画質のシンプソンズ。
よい一日を。