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デス・オブ・ア・ダイナスティ/HIP HOPは死なないぜ!のspe1111のネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

まさにロッカフェラ・レコード大好きの人のためにある映画。デイモン・ダッシュ自らが監督、映画に出てくる人らはHIPHOP好きならたまらないと思う。デイモン・ダッシュとJAY Zの不仲からロッカフェラ・レコードに亀裂が走るがそれこそフェイク。ライターのデイヴがそれに踊らされた、そういうストーリー。自己紹介時のグラフィティの時、顔にまで落書きする演出や、JAY Zのときだけゴージャスなデザインで紹介、最後に、「アーリヤに捧ぐ」などと締めるところなどが好き。
映画としてはストーリーはそんなに凝っているわけでもなく、どうせならドキュメンタリーにしたらよかったのに、とは思ったが、コミカルな表現をドキュメンタリーならなかなかあそこまでコミカルに出来ないので、その部分でも楽しめた。
また、ロッカフェラ・レコード好きの為の映画であるので、ストーリーうんぬんよりそれだけでも満足できる映画だと思う。なによりフェイクだったはずのロッカフェラ・レコード崩壊が、この映画の後に本当に起きているのだから。
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