なちゅん

ミス・ポターのなちゅんのレビュー・感想・評価

ミス・ポター(2006年製作の映画)
4.6
信じられないくらい泣いた。
ビアトリクスが幸せだったならいいな。
レネー・ゼルウィガーはブリジット・ジョーンズのイメージが強いけど、本当にずっと少女のような可愛らしいチャーミングな人で、ビアトリクスの役にぴったりだった。

汽車でのお別れがすごく良かった。
名前で呼ばれた時のあのノーマンの綻ぶような笑顔!ユアン・マクレガーが可愛すぎるわ。
ウィリーも素敵な人だったけれど(ピーターに話しかけてくれるし、ジマイマがお気に入りな時点で本当に良い人)、やっぱりノーマンと一緒になれたらどんなに美しく幸福だったろうかと思うと胸が痛い。
ミリーがやっとこさ入れてもらった彼女の部屋で、ビアトリクスが「できないわ、何もできないの」と泣き出したのが苦しくて、やっと彼女は感情をあらわにできたのだと手に取るように分かって、一緒になって泣いた。

誰かに愛されること、自分の居場所があることは何にも代えがたい幸福なんだよな。
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