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愛の落日のとぽとぽのレビュー・感想・評価

愛の落日(2002年製作の映画)
3.5
ベトナムに来ればすぐに多くを理解できるだろう、あとは住んでからだ…恋愛✕政治的陰謀=他国のことに首突っ込み裏で糸を引きたがる大国の干渉癖

主観ショットの多さ。記者で主観は入れないということをモットーにしている主人公マイケル・ケインは初デートまで6ヶ月も通い詰めてお目当ての女性とのデートにこぎつけ、今では愛人に。そして、対するは医療支援のために来ているブレンダン・フレイザー。一人の女性を愛することになる2人の男たち。
フランスでもなく共産主義でもなく第三の政府。放っておけない。果たしてテイ将軍と繋がっている裏切りの犬は誰なのか?いつだって男と女が絡むと問題はややこしくなる。複雑な様相を呈しては面白くなっていく…魅惑的な雰囲気でなんだか大人の色気のある作品。
マイケル・ケインは流石。どの屋敷にも幽霊がいるそうだが、うまくやれば何もせずおとなしい、らしい。OPクレジットで製作総指揮でシドニー・ポラック、アンソニー・ミンゲラの名前があってテンション上がった。ファング役の人が好きな顔。ベトナムに来ればすぐに大喰を理解できるだろう、あとは住んでからだ。発煙弾にもすぐに慣れるだろう。

勝手に関連作品『危険な年』『グッドモーニング・ベトナム』『エム・バタフライ』『ハバナ』

P.S. ブレンダン・フレイザー、アカデミー賞受賞おめでとう!
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