[弓]はギドク監督の[夢]のようなものかもね
ずいぶん非現実的な設定といぶかりながらも、中盤までの少女を囲うヒヒ爺の嫉妬劇という展開に奇妙な共感を抱かないわけでもなかった。自分自身じじいじゃからのぅ・・・
しかし終盤に入ってからの少女と爺二人の象徴的サイレント劇には下手な解釈を放棄し、ただギドク監督の幻術的芸術センスをフィールで感じることしかできる術はなかった。
この作品はエンドテロップ「張りつめた弓のように生きたい」（多分文言は違っていると思うけど）に示されるようにギドク監督の夢想独白映像詩だったのだと思う。
私は結構気に入りましたね。4.2の四つ星
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