パン

弓のパンのレビュー・感想・評価

(2005年製作の映画)
4.1
台詞がほとんどない映画。
これもキム・ギドク作品。最近ドハマりして連続鑑賞中。

たまにアジアからもこういうヨーロッパの映画のような静かな作品が出るよね。日本からも あの夏、いちばん静かな海 とかが出てるけど。

星新一 のショーショートにある言葉のない部屋で「言葉などいらない。人々は言葉によって得た愛情を言葉によって失っていく」ってセリフ出るんだけどこの映画を観てそれを思い出したな。
この映画の設定も船の中しか知らない少女と己の欲望しか頭にない老人の話で言葉のない部屋に似てる。
芸術性が特に強い作品だった。何気に尺が短いのも丁度良いなと思う。
パン

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