少し官能、ちょっと不思議、独特の雰囲気の韓国映画。
美しくどこか妖艶な魅力をもつ女の子、そんな彼女を10年以上船の上で育ててきたのは謎のお爺さん。
二人は血のつながりもなくお爺さんとは孫ぐらい歳も離れているが、本当の親子の様に… かと思ったら爺さんは彼女が17歳になったらなんと本気で結婚しようと思っているらしい。
彼女の美貌に魅了される男どもは多数。しかし彼女に近づく者がいれば爺さんが弓を射て威嚇する。。
女の子とお爺さんは一言も喋らない。喋れないわけではなく喋ろうとしない感じ。表情や仕草で会話する感じで、無駄な会話を省いたところにこの作品の美しさや独特の雰囲気を感じれます（結局ラストまで一言もセリフがなかった）。
ある日一人の若者がまた彼女に魅了され、彼女も男の事が気になり始めお爺さんとの今までの生活に徐々に違和感を覚えていく展開が面白い。
ヒロインの女の子がめちゃくちゃ可愛いです。喋らないから余計に可愛く見えるんだけど、どこか不思議ちゃんなオーラを放ちつつも、ときおりニヤリと笑う仕草が萌えます。
終盤の展開は良かったのか悪かったのか、幸せなのかどうなのか、色々考えさせるところも良く穏やかな音楽も美しかった。
