ちろる

オーロラの彼方へのちろるのレビュー・感想・評価

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)
4.4
【観忘れてた名作を観てみよう編】
勧められてたけどパッケージに惹かれなくて後回しに。
どんなものか出だしだけまぁ触りだけチョコっと、、、と思ったらグイグイ引き込まれて気がついたら感動して泣いてました。
勝手に南極に行ったお父さんと息子の絆かなんかのお話かと思ってたら野球、消防士、警察官などなど、アメリカ人が好きそうなキーワードがてんこ盛りで、そこをとことん楽しみながら観ればとっても気持ち良い家族愛に溢れたSFファンタジーの秀作でした。
こういうタイムパラドックス系の作品って大きく2つのパターンに分かれると思うのですが、1つは事象を変えても運命は変えることが出来ないパターン、もう一つは努力すればするほどハッピーな未来に運命をを改革できるパターンで、普通は半分くらいまで行けば大体どっちパターンなのか分かってくるのにこの作品は最後の最後まで全然先が読めない!
後半は亡くなった父と大人になった息子と通信するというファンタジー感がすっかり当たり前のように思えるほど、サスペンス部分が際立ってきて緊張感が途切れない展開にドキドキワクワクさせられっぱなしでした。
デニス クエイドっていろんな俳優さんに似ててイマイチ顔を忘れちゃいがちだったけど、今回の勇気ある、逞しいお父さん像はぴったりとハマってかっこよかった!
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