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80日間世界一周のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

80日間世界一周(1956年製作の映画)
3.3
ジュール・ヴェルヌの同名小説を、プロデューサーのマイケル・トッドがマイケル・アンダーソンを監督に映画化した娯楽作品。
19世紀後半、まだ飛行機のない時代に、たった80日間での世界一周旅行に挑戦するお話。
ヴィクター・ヤング作曲のテーマ曲「Around the World」はスタンダード・ナンバーとなる。
原題Around the World in 80 Days
(1956, 2時間49分インターラクトあり)

1872年(明治5)年、フォッグ(デヴィッド・ニーヴン)は、所属する「リフォーム(改革)クラブ」で、80日間で世界を一周できるか賭けをする。
実証のため、自ら従者のパスパトゥ(カンティンフラス)とロンドンを出発。
途中、スエズからロンドン警視庁のフィックス刑事(ロバート・ニュートン)に強盗犯と疑われつきまとわれ、インドでアウダ姫(シャーリー・マクレーン)を助け、香港経由で日本からアメリカ、そして再びロンドンへ。

オチは、"日付変更線"(東回り)。

~見どころ① 大画面~
大画面のトッド・AO方式(日本ではワイド・スクリーンで公開)の大画面に写し出される世界の風景で、当時を想像しながら世界旅行気分に。

~見どころ②  移動手段~
気球、快速挺、象、大陸横断鉄道、トロッコ、蒸気船(外輪船)など…困難に直面してどのように移動するかもお楽しみ。

~見どころ③ 「ドン・キホーテ」さながらの絶妙コンビ~
・時間に厳格な"イギリス紳士"のデヴィッド・ニーヴンと、
・特に、女と見ればすぐその尻を追ってしまう"ラテン系"従者を演じるメキシコの喜劇役者カンティンフラス(闘牛士でもある。チャップリンから"世界最高のコメディアン"と讃えられる)が大活躍。

~見どころ④ 豪華スター~
40人以上のスターがカメオで登場。誰がどんな役で登場するか探すのもお楽しみ。

~カメオ出演~
・ナレーター(エドワード・R・マロー)
・ヒンショー、改革クラブ給仕(ハーコート・ウィリアムズ)
・ヘスケス・バゴット、ロンドン職業紹介所マネージャー(ノエル・カワード)
・フォスター、フォッグ氏の元近侍(ジョン・ギールグッド)
・アンドリュー・スチュアート、改革クラブ会員(フィンレイ・カリー)
・改革クラブ会員(ベイジル・シドニー、ロナルド・スクァイア)
・デニス・ファレンティン、改革クラブ会員(トレヴァー・ハワード)
・ゴージャー・ラルフ、改革クラブ会員、イングランド銀行総裁(ロバート・モーレイ)

(パリ)
・旅行者(マルティーヌ・キャロル)
・御者(フェルナンデル)
・浮気女(イヴリン・キース)
・ムッシュ・ガッセ(シャルル・ボワイエ)

(スペイン)
・フラメンコダンサー(ホセ・グレコ)
・タンジールの豪族アクメッド(ギルバート・ローランド)
・アクメッドの手下(シーザー・ロメロ)
・闘牛士(ルイス・ミゲル・ドミンギン)

(スエズ)
・イギリス領事館(アラン・モウブレイ)

(インド)
・ボンベイ警察長官(レジナルド・デニー)
・フランシス・クロマティ(セドリック・ハードウィック)
・鉄道職員(ロナルド・コールマン)

(インドから香港)
・タリー、蒸気船ラングーン号の船室係(メルヴィル・クーパー)

(香港)
・蒸気船会社事務員(チャールズ・コバーン)
・酔っ払い(マイク・マズルキ)

(上海から横浜)
・カーナティック号の船室係(ピーター・ローレ)

(ロンドン)
・娼婦(ハーミオン・ジンゴールド)
・娼婦の連れ(グリニス・ジョンズ)

(サンフランシスコ)
・酒場のホステス(マレーネ・ディートリヒ)
・酒場の用心棒(ジョージ・ラフト)
・酒場のピアニスト(フランク・シナトラ)
・酒場の酔っ払い、大食漢(レッド・スケルトン)
・スタンプ・プロクター大佐(ジョン・キャラダイン)

(サンフランシスコからカーニー砦駅)
・大陸横断鉄道・車掌(バスター・キートン)
・騎兵隊大佐(ティム・マッコイ)
・カーニー砦・駅長(ジョー・E・ブラウン)

(大西洋)
・ヘンリエッタ号一等航海士(アンディ・ディヴァイン)
・ヘンリエッタ号技師(エドモンド・ロウ)
・ヘンリエッタ号舵手(ヴィクター・マクラグレン)
・ヘンリエッタ号船長(ジャック・オーキー)

(ロンドン)
・ウィルソン牧師(フランク・ロイド)
・御者(ジョン・ミルズ)
・福音伝道者(ベアトリス・リリー)
・エキストラ(キャロル・ホワイト、ジェス・フランコ)
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