ぬーこ

フォレスト・ガンプ/一期一会のぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

久々に見た。やっぱりこの映画が好きなんだな♩
監督はバックトゥーザフューチャーのロバート・ゼメキス

人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない

ストーリーはフォレストの人生を幼少期から追っていくというストーリーだが、それと同時に20世紀後半のアメリカ史が流れていく。一生を一人では生きられないし、そこには必ず時代がついて回る。そんな当たり前のことに気づかされる。

初めて見たときはケネディやジョンレノンと共演する作風に衝撃を受けたなあ

クライマックスの走り始めるシーンはこんな壮大な音楽だったっけ。
意味もなく走るフォレストと、走ることに意味を求めるマスコミやランナー達。

最後は他の人がどんな感想持つのか知りたい。エイズにかかったジェニーはフォレストを呼び出し、私たちの子供だと言って、託す。死ぬ前に結婚し、フォレストの念願は叶う訳だがジェニーはすぐ死ぬ。本当の子供かは明らかにされないが、それが良いのだろう。彼女はフォレストの一部であり、ジェニーの子ならどんなことがあってもフォレストの子どもなのだ。

ジェニーの勝手は総じて目立つけど現れては消えるジェニーを受け止めるフォレストの魅力。そして、どんな我儘なら相手でも好きなら仕方ないよねって思ってしまう。

平然とした語りの中で、あっさり出される暗い事実。
母が先生とヤッて入学許可、父に虐待されるジェニー

フォレストだけでなく、ジェニーや戦争で足を失った小隊長の人生にも目がいく。
ジェニーの人生もさらに壮絶だと思う。そしてどうしようもなく不器用で、不幸に自分からすがっていっていくよう。
生家を久々に訪れて、怒りのままに石を投げつけるところも○。フォレストとずっと一緒にいれば幸せなのに、そうしない、できない。彼女は彼女なりの人生を生きたんだけど、やっぱり切ない。

高校生に見たときは、よく知らなかったことがこの年になると分かってきて面白い
・ベトナム戦争の泥沼、他の映画との描かれ方の違い
・ジェニーの服装、ヒッピー文化
・ブラックパンサー党

○好きなところ
軍隊の同期でエビのことをずっと話してくるババ
拘束具がだんだん取れて、走れるようになるシーン
走るのが早くて、アメフトやるところ🏈
ピンポン極めて、ジョンレノンと共演
小隊長は神と仲直りしたのだというシーン

フォレスト、走って
自分の運命は自分で決めるの、神様がくれたものを活かして

観た後知ったけど、原作者のウィンストン・グルームはついこの前亡くなっていた。ご冥福祈るのと勝手に運命を感じた

○解説みて
原作とはまるで違う
ピカレスクロマン、カンティード系という小説のパターン(好きな女性求めて、世界の色んなところに行く)

レ・コスミコミケ…信用できない語り手の小説での名作

1960年代なのにキング牧師が描かれない


2020.141
ぬーこ

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