バラ科

スパイダーマン2のバラ科のレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
3.0
他人にはない自分だけの能力を得て、どうありたいか?
力を行使することによるトレードオフは、「ただのピーター・パーカー」にとっては痛いものだった。「こんな能力さえなければ…」それが力が失われた要因だったかもしれない。
彼には突然能力が芽生え、使命感によって動いていたが、自分の欲求や願望は蔑ろにされていた。その警鐘はMJや教授との関係から窺える。彼はピーター・パーカーとしてほしいものを失いかけた。
本当は、力があっても使わなくてもよかった。だから一度は背を向けたし手放した。それでも力ある限り人々を、大切な人を守るために戦うことを選択し、MJはMJの意思でそんな彼のそばにいることを選択した。それぞれの気持ちを尊重するあり方がこのあと描かれていくといいな〜、となったスパイダーマン2。(ノー・ウェイ・ホームからの遡り行脚中)
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