妻と娘が蒸発して以来、精神を病んでいる諜報員EYEはターゲットとなる謎の女性に心惹かれていく。彼女は様々な偽名とカツラを使いながら各地を回り、関係を持った男を殺す殺人犯だった。
これはなんとも変わったラブストーリーである。もともとはTwitterにてスノードームが出てくる映画ということで教えて頂いた作品だが、これはスゴい。スノードームコレクター必見。スノードームと共に各地を回るという演出も面白く、ロードムービー的な要素も含んでいると言えるかも知れない。
ストーリーそのものはなんてことはないのだが、ステファン・エリオットが紡ぎだす不思議な空気感と諜報員EYEの病んだ雰囲気に終始釘付け。
謎の女を演じるアシュレイ・ジャッドの七変化も見もので、服装も古臭かったり、斬新だったりとやたらと細かいのがいい。