#1228
1953年 アメリカ🇺🇸映画
ヒッチコック28/53
「神父は懺悔の内容は他言できない」という戒律が物語の鍵になるサスペンス。
教会で働く男ケラーが、ローガン神父(モンゴメリー・クリフト)に、強盗殺人をしてしまったと告解する。
目撃者の証言からその事件の容疑者としてローガン神父に嫌疑がかかる。だが、懺悔中に聴いたことは他言してはならない、というカトリックの戒律のため、神父は真犯人の名を明かすことが出来ない。ケラーは自分が助かるためにローガン神父に不利になるように証拠作りを行い、証言もする。
戦争を経験したローガンは愚直な男になって戻ってきた。神父の立場を考えてか、刑事の取り調べにもその調子で答えるから、気がきでない。カトリックの戒律も知らない私には、あまりに愚直すぎるとしか思えない。それが一々立場を悪くしていくので、だんだんこちらもイライラしてくる。
一方、ケラーはあの夜、ローガン神父に懺悔したにも関わらず、平然とローガンを裏切る。自分が助かりたい一心でローガンに不利な証拠もでっちあげるし、不利な証言も行う。
裁判行方が気になる。
ヒッチコックサスペンスでは面白い方に入る作品。キリスト教の戒律をテーマにするというのもユニークなアイデアで面白い。
今日はどうしたわけか、モンゴメリーデイだった😁
2023.06.07視聴263