この作品の存在知らなかったけどなかなかの良作。
ストーリーは川下りに来た家族が悪い奴らと出会ってしまい、一緒に川下りする羽目になってしまうというもの。
川下りという事で近くに人もおらず助けを求められる場所がないという主人公からしたら最悪の状況。悪い奴らは悪い奴らで1人がカナヅチで主人公達のボートで川下りするしかない状況。
「家族を守りたい主人公」と「川を下り終えて逃亡したい悪い奴ら」と互いが生殺与奪の権を握り合ってる構図。
悪い奴らとボートに乗り合ってしまうとサスペンスの面白さに加えて、主人公の家族が危機的状況を乗り越える為に一つになっていくという要素も魅力の一つ。
ボート乗りの母は危険な急流を乗り越えて愛すべき息子を守ろうとし、父親も別の方法で息子を妻を守ろうとする。序盤は冷え切っていた夫婦、息子との関係も物語が進む中で強固なものになっていく。
ラストの急流下りのシーンも非常にダイナミック。自然の絶対的な力もしっかり感じられる映像になってる。
主演のメリル・ストリープ以上に存在感放ってるのがケヴィン・ベーコン。
ハリウッド俳優一、悪役が板についてるのケヴィン・ベーコン説あると思う!
「コップ・カー」然りこの前のビバリーヒルズの新作然り悪役、上手すぎないか?
今後映画にケヴィン・ベーコン出てきたら「取り敢えずこいつ悪いんだろうな」って思ってしまいそう。