1955年作、タイトルのまんまの映画。
つまり、マダムと泥棒が出てくるお話。
一応泥棒が出てくるので、犯罪=クライムものなんどけど、まあ、ライトな喜劇ですな
結構ドタバタ調で笑わせたりもする半面、
屋根や高架橋みたいな場所とか、記者の煙とか、絵として見せるあたりもなかなか味わいがある作品。
クリント・イーストウッドの「運び屋」は本作からインスパイアされている。というのは全くのデマ、フェイクです(・_・;
どちらも老人に運ばせてますが、こちらの犯罪計画はかなり杜撰で、その場しのぎ、
まあ、だから緊張感なく、のんびり見ることできるんだけどね。
マッチ棒でやる人決めるなんて、ね。
泥棒たちが最後にどうなったか、犯罪の決着のつけ方、見せ方、も洒落ている。
それに対して、飄々としながらも、信念を曲げないマダム。
演じたケティ・ジョンソンさんは、日本公開作はほぼこれぐらいだけど、いい味出しているね。本作の二年後にお亡くなりになったとのこと。
将来の名優たちに一歩も引けを取らない見事に、のんびりとした対振る舞いでした。
マダムのお友達のお婆ちゃんたちがどんどん家に来るシーンは、笑いました🤣