迫るサイパン島の玉砕！米軍の猛攻撃と鬼畜帝国軍人の蛮行により積み重なっていく死体の山！救いがねえ…。
機銃掃射や艦砲射撃の迫力もすげえし、何より最初っから最後までとにかく出てくる人の多さ！これだけの人間がこの映画のために集ったとは。ラストの死屍累々の狂気よ…。

基本は陰鬱な映画で、ひたすら絶望する。

ただ、子どもを泣き止ませるのに、「そんなに泣いてると大砲がとんでくるぞ！」って言い聞かすとこだけ、不謹慎ながら笑っちゃった。怖すぎ。こんなの子ども泣き止まんでしょ。

新東宝のディープな世界@シネマヴェーラ渋谷
※特別料金

佐野浅夫、金子信雄、芦田伸介が出演してるらしいがどれだったのかわからずじまい

第二次世界大戦のサイパンの結末を(民間人を含めて)描いた

戦況化で男は(軍人に限らず)どこまでも鬼畜になれる、という

沖縄や樺太やシベリア、インパール作戦は知っていてもサイパンの戦況はあまり考えてこなかった

話の核になるところは三国連太郎主演の「陸軍残虐物語」と共通するかな

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新東宝
2016年 5月21日 シネラ