うーら

コミック雑誌なんかいらない!のうーらのレビュー・感想・評価

3.8
内田裕也扮する芸能リポーターを通して、1980年代に実際に起こった事件や芸能スキャンダルをシニカルに描いています。

リポーターの目前で起こった豊田商事会長刺殺事件の犯人をビートたけしが演じていますが、狂気と迫力に圧倒。。
出演時間は短いものの、残した印象は強烈。まさに怪演。

それにしても、こんな事件が本当に起こったのかと思うと凄い時代だったのですね。
今では考えられません。

ほかにも3億円事件、松田聖子さんの結婚、ロス疑惑の三浦和義の実際の帰国シーンなど、情報盛り沢山。

この時代を象徴する事件を知ることのできるロックな1本でした。

【追記】
2回目。あらためて「凄い」作品。
滅茶苦茶でエネルギッシュでクレイジー。
今では出来ないだろう表現が詰まっている。

邦画はなんていうか、教科書通りの作品ばかりで氣を感じられないが、これは凄い。エネルギーに溢れてる。
美しさや芸術性を求める方にはお勧めしない。

内田裕也って結局なんの人?って思ってたけど、少しだけわかった気がした。
内田裕也は内田裕也なんだ。